パーソナリティ診断結果の読み解き方について教えてください。

診断結果をうまく活用するには、結果を一つひとつ読み解いて、自分の特徴を言語化していくことが大切です。
特徴を言語化していくには、次のSTEP①~③の作業をしていきましょう!

STEP① 自分のパーソナリティと特徴を知る

診断結果の「能力特性」の箇所で、標準点が3と8の位置に線を引き、3以下と8以上の因子をマークします(下図では☆マーク)。
標準点3以下と8以上の因子に、自身の特徴的なパーソナリティが現れます。
この場合は、「ひとりでも平気」「分析的に考える」「プレッシャーに強い」が特徴的なパーソナリティといえます。

それぞれの能力特性の意味や内容については、下表にある9つの能力特性の特徴を参考にしてください。
能力特性の各項目をクリックしていただくと、より詳細な説明がご覧いただけます。

能力特性 説  明
ヴァイタリティ 体力、気力に優れている。強い競争心をもつ。
成功させるためには、危険を冒すことも辞さない。結果を出すために俊敏に動く。
人あたり 人に対してよい印象を与え、過度の防衛心を起こさせない。
思いやりと節度をもった態度がとれる。他人の意見を尊重できる。
チームワーク チームにうまく溶け込む。人と摩擦を起こさずに物事を処理できる。
他人との接触やコミュニケーションに自信をもっている。
創造的思考力 新しいコンセプトを作り出す能力がある。柔軟に発想する。
新しい、独自な工夫で問題を解決できる。定型的な思考方法をとらない。
問題解決力 筋の通ったものの見方ができる。合理的に推論できる。
問題を解くこと、難しい問題に立ち向かうこと自体を好む。分析的なアプローチを採用する。
状況適応力 状況に合わせて行動する。自分の行動を客観的に眺められる。
多様な仕事への適応力をもち、外国での仕事などもうまくやり遂げる。
プレッシャーへの耐力 プレッシャーをうまく扱うことができる。感情に支配されない。
プレッシャーがかかっても平静さを保っている。
オーガナイズ能力 計画を立てたり、人を配置したりすることがうまい。
問題を予見し、対案を用意することができる。細部のツメに甘さを残さない。
統率力 メンバーの動きに注意を払い、自分からコミットし、メンバーにやる気を起こさせることができる。
メンバーから人間として尊敬される。

次に、診断結果の納得度合いを確認したうえで、「受検者の強み/チェックポイント」のコメントを参考にしながら自分の特徴を言語化していきましょう。

STEP② 自分の特徴をまとめる

STEP①で言語化したキーワードをふまえて、自分の特徴をまとめましょう。
一言でまとめることが難しい場合は、「人との関係」「考え方」「感情・エネルギー」という3つのカテゴリにまとめるとよいでしょう。
(例)
【人との関係】
「ひとりでも平気」「自己主張が得意」
・・・自分の意見がはっきりしており、人前でも堂々としていられる。一人で黙々と仕事をすることを好む。

【考え方】
「分析的に考える」
・・・筋が通ったものの見方をすることが好き、困難な問題にぶつかっても合理的に解決策を考えることができる。

【感情・エネルギー】
「分析的に考える」「プレッシャーに強い」
・・・強い競争心をもっており、なにか課題が与えられると必ず達成したいという気持ちが強い。

STEP③ 仕事内容・経験から自分の強み・弱みを理解する

STEP②で自分の特徴をまとめることができたら、その特徴が強みとなった「仕事上のエピソード」に紐づけてみましょう。
(例)
【仕事上のエピソード】
・予算を達成するために、大型提案を心がけており、毎月の提案金額目標を達成し続けた。
・プレゼンの場面では、根拠や意見をはっきり伝え、自信をもった提案ができている。

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